ドッキングツールバーを実装する

(Delphi 4 以降) まずドッキングさせるには最低ふたつのコントロールが必要になります。ひとつはドッキング領域を提供するコントロール。これをドックサイトと呼ぶようです。それからドッキングしたりフローティングウィンドウになったりするコントロールです。
まずフォーム上に Additionalページにある TControlBar をひとつ配置し、以下のプロパティを設定します。(TPanelなども ドックサイトになれますがちょっと変な感じになります。)

親側の設定
DockSite プロパティを True

これだけでした。次にそのパネルの上にもうひとつ TPanelを配置し、以下のプロパティを設定しいます。

子側の設定
DragKind プロパティを dkDock
DragMode プロパティを dmAutomatic
(お好みにあわせて Bevelの設定も。)

これだけでドッキング可能になります。TToolBarや、TGroupBoxなんかも子に出来るので試してみてください。
また、ドッキングに関しては新しく「OnStartDock」や「OnEndDock」、「OnDockDrop」、「OnUnDock」などのイベントが用意されています。これらを使ってドッキングを制御することも出来ます。