Delphi6でBDEを配布する

Delphi 6 の InstallShield Express で BDE を配布する手順です。ここでは、Delphi 6 Enterprise 環境で ORACLE 8 用のドライバを配布します。


1. InstallShield Expressを起動します。今までとはぜんぜん違う UI になってます。


2. [ ファイル | 新規作成 ] で新規プロジェクトを設定します。


3. デザイン画面になります。左側のツリーを順にたどっていきます。


4. "一般情報" セクションで必要な情報を入力します。 INSTALLDIR がデフォルトだと [ProgramFilesFolder]\Your Company Name\Default になってるので変更してください。


5. 次に "ファイル" セクションでインストールするファイルを定義します。左下の "インストール先のコンピュータ" を右クリックして "定義済みのフォルダの表示" から [ INSTALLDIR] を選びます。


6. [INSTALLDIR] フォルダに、配布する EXEファイルなどをドロップします。


7. 次に BDE の設定です。 "オブジェクトとマージモジュール" セクションで、 "BDE_ENT" を探し、チェックボックスにチェックを入れます。


8. BDEオブジェクトウィザードが起動します。


9. "INIファイルの場所" で、iniファイルの場所を設定しますが、初めての場合は "新しいBDE設定ファイルを作成する" をチェックして、適当なフォルダに iniファイルをつくります。


10. 次に "BDE設定用 INIファイルの設定" 画面でマージモジュール構成ユーティリティを起動します。 [起動] ボタンをクリックします。


11. マージモジュール構成ユーティリティが起動したら [Add] ボタンをクリックします。


12. ここで配布する BDEエイリアスを選びます。選んだら [ OK ]。


13. 念のため、ドライバの方にも配布するものにチェックを入れます。チェックしたら [Close] をクリック。


14. これで BDE 配布の設定は完了です。


15. ずーっと進んで、"リリースのビルド" セクションで "メディアの圧縮" を "いいえ" に設定します。これをしないと BDE 配布に失敗します。


16. 最後にビルドします。これで配布イメージがつくられるので配布します。

配布するとインストール先のマシンには Program Files\Common Files\Borland Shared\BDE がつくられ、その中に BDE Administrator などがあります(コントロールパネルにはつくられない)。また、ORACLEドライバはセットアップ直後だと Oracle7用になってますのでそれを 8 用に変更してください。


17. ORACLEドライバの設定を変更する。