Format 書式

Format関数は指定した書式に変換する関数です。
Delphiでは FloatToStrF関数, または FormatFloat関数を使用します。

■ FloatToStrF , FormatFloat の例
procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);  
var
  f : real;
  s : string;
begin
  f :=  123456000;
  //"123,456,000"にするには
  s :=  FloatToStrF(f, ffNumber, 15, 0);

  //"123,456,000.00"にするには
  s :=  FloatToStrF(f, ffNumber, 15, 2);

  //"\123,456,000"にするには
  s :=  FloatToStrF(f, ffCurrency, 15, 0);

  //"123,456,000"にするには
  s :=  FormatFloat('#,##0', f);

  //"123,456,000.00"にするには
  s :=  FormatFloat('#,##0.00', f);
end;

FloatToStrF( 変換元の変数 , 変換形式 , 桁数 , 桁数2 )

桁数
桁数は変換元の変数の型により違います。
Single 7桁
Double 15桁
Extended 18桁

変換形式
主な変換形式です。
ffFixed 固定小数点形式。桁数2には有効小数以下桁数を指定します。
ffNumber 数値形式。3桁ごと位取りされます。桁数2には有効小数以下桁数を指定します。
ffCurrency 通貨形式。3桁ごと位取りされ、¥が付加されます。桁数2には有効小数以下桁数を指定します。

VBのFormat関数は他にも日付の書式変換が可能です。
Delphiで、日付の書式変換をするには FormatDateTime 関数を使用します。

■ FormatDateTime の例
procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
  d : TDateTime;
begin
  d :=  now;
  Label1.Caption  :=  FormatDateTime('yyyy/mm/dd', d);  
end;

FormatDateTime( 変換形式 , 変換元の変数 )

変換形式
主な変換形式です。
aaa 曜日を(日〜土)表示する。
aaaa 曜日を(日曜日〜土曜日)表示する。
d 日付の先頭をゼロ無しで表示する。(1〜31)
dd 日付の先頭をゼロ有りで表示する。(01〜31)
ddd 曜日を(Sun〜Sat)で表示する。
dddd 曜日を(Sunday〜Saturday)で表示する。
e 和暦年をゼロ無しで表示する。
ee 和暦年をゼロ有りで表示する。
g 元号を(M,T,S,H)で表示する。
ggg 元号を(明治,大正,昭和,平成)で表示する。
m 月をゼロ無しで表示する。
mm 月をゼロ有りで表示する。
mmm 月を(Jan〜Dec)で表示する。
mmmm 月を(January〜December)で表示する。
yy 西暦年を2桁で表示する。(00〜99)
yyyy 西暦年を4桁で表示する。(0000〜9999)
h 時をゼロ無しで表示する。(0〜23)
hh 時をゼロ有りで表示する。(00〜23)
n 分をゼロ無しで表示する。(0〜59)
nn 分をゼロ有りで表示する。(00〜59)
s 秒をゼロ無しで表示する。(0〜59)
ss 秒をゼロ有りで表示する。(00〜59)
am/pm amもしくはpmを表示する。
a/p aもしくはpを表示する。
区切り/を表示する。
区切り:を表示する。

関連項目
DateSerial 数値>日付